犬用リードの正しい選び方は?リードの役割やおすすめリードも紹介!
犬を飼いたいと考えている方、あるいは飼い始めた方の中には、
「リードってどうやって選べばいいの?」
という疑問を抱えている方もたくさんいるでしょう。
そこでこの記事では、犬用リードの役割や種類、正しい選び方について詳しく解説していきます。
・犬用リードの役割とは?
犬用リードの役割は、
・犬の命を守る
・人や他の犬への危害を避ける
・犬との関係を強化する
大きく分けると上記3つです。
以下、それぞれの役割についてもう少し詳しく見ていきましょう。
・・犬の命を守る
リードというのは、犬の命を守る役割があります。
犬は人間のように事故を事前に予測できません。
仮に犬をリードに繋いでいない場合、急に飛び出したり、走り出したり、車に向かって行ってしまったりというようなことが起こりやすくなります。
犬をリードでしっかりと繋いでおくことにより、このような事故を未然に防げるようになるのです。
・・人や他の犬への危害を避ける
好奇心旺盛な子や警戒心が強い子の中には、
・他の犬を見ると吠える
・他の犬を見ると迷わず突進していく
・人間に飛びかかる
というような子もいます。
リードを着けることによって、このような人や他の犬への危害を避けられるようになるのです。
また、中には犬が嫌いな方や恐怖心を持っている方もいます。
リードを着けていることによって、このような方に対しても安心感を与えられるようになりますので、周りに迷惑をかけずに散歩を楽しめるようになります。
・・犬との関係を強化する
リードには、飼い主と犬の関係を強化するという役割もあります。
リードを着けることによって、飼い主が犬の行動をコントロールできるようになりますので、主導権がどちらにあるのかを分からせられるようになります。
良好な関係を構築できれば、散歩中に叱ったり、注意をしたりする回数も減りますので、お互いに楽しく散歩ができるようになるのです。
・犬用リードにはどんな種類があるの?
では次に、犬用リードの代表的な種類と、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
・・スタンダードリード
スタンダードリードというのは、名前の通り最もメジャーなリードです。
長さは1メートルから2メートルのものが多く、犬との適切な距離を保って散歩ができるようになります。
持ち手の部分は輪っかになっていることが多く、先端の金具を犬の首輪に引っ掛けて使います。
リードの中で最も一般的ということもあり、カラーや種類、サイズなどもたくさんありますので、犬種や飼い主の好みに合わせて選んでみてください。
・・トレーニングリード
散歩のしつけをしっかりと行いたいと考えている方には、トレーニングリードがおすすめです。
これは、先ほど紹介したスタンダードリードと同じつくりになっていますが、リードの長さが違います。
トレーニングリードは、5メートルから10メートルほどの長さになっているため、
・呼び戻し
・待て、おいで
などのトレーニングが行いやすくなります。
中には、
「トレーニングリードがあれば、散歩もしつけも同時に行えるな」
と考える方もいると思いますが、トレーニングリードは散歩向きではありません。
自治体によっては、2メートル以上のリードを使ってはいけないというルールが課せられているケースもありますので注意が必要です。
・・マルチファンクションリード
マルチファンクションリードは、別名多機能リードとも呼ばれています。
このリードの特徴は、
・腰に巻いて使える
・一時的に犬を繋いでおくための輪っかを作れる
など、様々な機能を持っていることです。
素材やデザインなどもたくさんありますので、目的や好みに合ったものを探してみてください。
・・フレキシリード
フレキシリードは、
・フレキシブルリード
・伸縮性リード
とも呼ばれています。
文字通り、手元のボタンでリードの長さを自由に調整できますので、愛犬を伸び伸び散歩させたいと考えている方に最適です。
また、呼び戻しのしつけなども行いやすく、状況に応じてリードを伸ばしたり、縮めたりできますので、安全性や利便性にこだわっている方にもおすすめできます。
・犬用リードの正しい選び方は?
では次に、犬用リードの正しい選び方について詳しく解説していきます。
・・種類で選ぶ
今紹介したように、犬用リードには様々な種類があります。
それぞれで特徴やメリット、デメリットが大きく異なりますので、
・犬種
・目的
などをしっかりと考えながら、愛犬にぴったりのものを探すようにしてください。
・・太さや長さで選ぶ
太さや長さで選ぶということも大切です。
散歩で使用するリードの長さは、120センチから180センチほどが一般的と言われています。
ただし、引っ張り癖がある犬には100センチほどのリードが丁度良いと言われていますので、しつけの進行状況や犬の性格に合わせて選ぶようにしましょう。
太さについては、
・小型犬→1センチ前後
・中型犬、大型犬→2センチから3センチ前後
が良いと言われていますので、是非参考にしてみてください。
・・素材で選ぶ
犬用リードを選ぶ時は、素材に注目することも大切です。
リードの素材には、
・布製
・ナイロン製
・革製
・金属製
など、様々なものがあります。
布製はカラーやデザインのバリエーションが豊富で、尚且つ低価格で販売されていることが多いため、初心者にもおすすめです。
ナイロン製は耐久性が高く、中型犬や大型犬の散歩に最適と言えます。
革製は、とにかく高級感があります。
手触りも他のリードに比べて良いため、飼い主にとってもメリットがあると言えるでしょう。
ただし、他のリードに比べると水に弱いという特徴がありますので注意してください。
金属製は、噛み癖がある犬や力が強い犬の散歩におすすめです。
とはいえ、他のリードと比べると重たく、犬に負担がかかってしまうこともありますので慎重に検討していきましょう。
・犬用リードでおすすめはどれ?
では最後に、
「愛犬に合ったリードがどれかわからない」
という方に向けて、おすすめのリードをいくつか紹介していきます。
・・最初はリードが伸びないタイプがおすすめ
犬を飼い始めたばかりの頃は、伸縮しないタイプのリードがおすすめです。
このリードを使うことによって、犬に飼い主との適切な距離を教えられるようになりますし、引っ張り癖なども改善させやすくなります。
・・慣れてきたらフレキシリードの活用がおすすめ
ある程度散歩に慣れてきて、上手に散歩ができるようになってきたら、フレキシリードを使うことをおすすめします。
フレキシリードを使うことによって、状況に応じてリードを伸ばしたり、縮めたりできますので、
・危険を回避する
・伸び伸び歩き回らせる
ということも可能になるのです。
フレキシリードには賛否両論ありますが、メリットや魅力があることも事実ですので、1つは持っておいた方が良いでしょう。
・まとめ
リードには様々な種類があり、それぞれで特徴やメリット、デメリットが異なります。
適当に選んでしまうと、犬に負担をかけてしまったり、犬のしつけが上手に行えなくなったりしますので、今回紹介したことを参考にしながら、愛犬に合ったリードを慎重に選んでいきましょう。
中には、
「種類が多すぎて選べない・・・」
という方もいると思います。
そのような方は、長さを調整できるタイプのリードと、調整できないタイプのリードを1つずつ用意して、状況やタイミングに合わせて使い分けるのがおすすめです。