散歩が嫌いな犬がいるって本当?犬が散歩を嫌う原因と対処法を徹底解説!
犬にとっての散歩は、健康な心と体を維持するための大切な日課です。
ほとんどの犬は散歩が大好きで、中には、
「散歩に行くよ」
というと、自らリードを咥えて持ってくる子もいます。
ただ、中には散歩が嫌いな犬もいて、散歩に連れて行こうとすると頑なに拒んだり、散歩中に動かなくなってしまったりする子もいるのです。
そこでこの記事では、犬が散歩を嫌う原因と対処法について詳しく解説していきます。
・犬にとっての散歩とは?
冒頭でも解説したように、犬にとっての散歩は健康な心と体を維持するための大切な日課であり、
・ストレス発散
・運動不足の解消
・コミュニケーション能力の向上
など、様々なメリットがあります。
散歩をしないと、運動不足になってしまい、体に不調が出たり、社会性が低下してしまったりする可能性が高くなりますので注意しましょう。
・散歩が嫌いな犬がいるって本当?原因は?
では次に、犬が散歩嫌いになる原因として考えられることをいくつか紹介していきます。
・・過去のトラウマ
過去のトラウマによって、散歩が嫌いになってしまっている犬もたくさんいます。
例えば、
・事故に遭った(遭いそうになった)
・他の犬に吠えられた
・飼い主に強く叱られた
などです。
犬はとても賢い動物であり、過去のことを鮮明に覚えています。
ネガティブな思い出が強いと、
・散歩=楽しくない
という固定観念が生まれてしまい、次第に散歩に行きたがらなくなってしまうのです。
・・引っ込み思案な性格
引っ込み思案で大人しい性格の犬は、散歩嫌いになりやすいです。
なぜなら、あらゆることに対して不安や恐怖を抱きやすいからです。
大人しい性格の子は、他の犬から吠えられたり、車が近くを通ったりするだけでも外に出るのが嫌になってしまいます。
散歩に連れ出そうとすると怯えた表情、態度になる場合、不安や恐怖心から散歩嫌いになってしまっている可能性がありますので注意してください。
・・ケガや病気
ケガや病気が原因で動きたくないという犬も一定数存在しています。
ただ、目に見えるケガや症状が出ていれば飼い主も状況を把握しやすいのですが、中には体の内部に異常が出てしまっていることもあり、飼い主が中々気づけないケースもあります。
ケガや病気を発症してしまっている場合、散歩以外でも何らかの異常が見られると思いますので、ちょっとした異変を感じた場合はすぐに動物病院に連れていくようにしましょう。
・・散歩の習慣がない
小型犬を飼っている方の中には、
「運動量が少ないから散歩は必要ないだろう」
と考え、小さい頃から散歩をさせていない方もいます。
ただ、小型犬とはいえ散歩による運動は物凄く大切です。
小さい頃から散歩をさせていないと、犬の中に「散歩」という概念が無くなってしまいますので、結果として散歩嫌いになってしまう可能性が高くなるのです。
・・散歩が作業になっている
散歩というのは、運動やストレス発散だけでなく、飼い主とのコミュニケーションや絆を深められる大切な機会です。
中には、散歩中にスマホをいじっていたり、作業のようになっていたりする方もいるのですが、これでは犬が心から散歩を楽しいと感じられなくなります。
このような機械的な散歩が続くと、犬が外に出たがらなくなってしまう可能性が高くなりますので注意しましょう。
・散歩が嫌いな犬への正しい対処法
では最後に、散歩が嫌いな犬への正しい対処法について、詳しく解説していきます。
・・まずは外に出ることに慣れさせる
散歩が嫌いな犬に対しては、無理に連れ出すことよりも、外の環境に慣れさせるということが大切になってきます。
最初は、庭先や玄関先でスキンシップを取るだけでも十分です。
少しずつ外の環境に慣れてくると、外に出ることや散歩をすることに対する恐怖心や不安が薄れてきますので、犬の散歩嫌いを解消しやすくなります。
・・散歩=楽しいと思ってもらえるように努力する
先ほども解説したように、散歩嫌いな犬は散歩に対して恐怖心や不安を抱いている可能性が高いです。
犬の散歩嫌いを克服するためには、これらのネガティブなイメージや過去のトラウマを払拭してあげることが大切になってきます。
散歩のイメージを覆し、過去のトラウマを払拭するためには、飼い主が積極的にコミュニケーションを取る必要がありますので、こまめに声をかけたり、アイコンタクトを取ったりしながら散歩を行うようにしましょう。
・・おやつを上手に使う
「何をしても散歩嫌いを克服できない」
という場合は、おやつを上手に使うことが大切です。
散歩嫌いな犬は、リードを着ける段階で物凄く抵抗する傾向にあります。
このタイミングでおやつを活用することによって、
・散歩→おやつの時間→楽しい
というイメージを持たせられるようになりますので、散歩嫌いを克服しやすくなるのです。
・・フレキシリードを使う
犬の中には、リードが原因で散歩嫌いになってしまっている子もいます。
リードが短すぎたり、きつすぎたりすると、散歩のたびに犬がストレスを抱えることになります。
愛犬がリードを極端に嫌がる場合は、種類の異なるリードを新調して試してみるのがおすすめです。
リードには様々な種類がありますが、中でもおすすめなのは「フレキシリード」です。
フレキシリードは長さを自由に調整できますので、伸び伸びと散歩を楽しんでもらえるようになります。
片手で簡単にリード調整ができ、女性でも気軽に扱えますので、少しでも興味がある方は是非試してみてください。
・まとめ
散歩は犬にとって物凄く大切な日課ですが、中には散歩を極端に嫌う子もいます。
散歩を嫌うということは、必ず何かしらの原因があるということですので、今回紹介したことを参考にしながら、愛犬が散歩を嫌う原因を探ってみてください。
「うちの犬は散歩が嫌いだから」
という理由で散歩に連れて行かないと、心と体の健康を維持できなくなりますので、早めに原因を探り、その原因に合った対策を行いながら、犬の散歩嫌いを克服していきましょう。